海外俳優

【デューク!】ジョン・ウェイン

2023年10月3日

Courtesy Everett Collection

PR

デューク!ジョン・ウェイン/ミスター・アメリカ!今なお光り輝く偉大なスターをご紹介!

 90年代に購入していた映画雑誌でのスター人気投票を参考に、海外俳優たちを紹介していこうと思います。今回は、アメリカ映画史における最も偉大なスターの一人、ジョン・ウェインです。

ジョン・ウェイン

(Marion Robert Morrison)

1907年5月26日生まれ/1979年6月11日(72歳没)

【出生地】 アメリカ合衆国 アイオワ州ウィンターセット

【職 業】 俳優、映画監督

 『駅馬車』の大ヒットでスターの座を確立させ、幅広いジャンルの作品に出演し、キャリアを重ね続けました。サー・ジョンのアメリカ映画史に残る大スターとしての地位確立や、社会貢献などの活動をご紹介していきます。

生い立ちからキャリアについて 

『ビッグ・トレイル』©️20th Century Studios. All Rights Reserved.

 

 ジョン・ウェインは、アメリカのアイオワ州で生まれました。本名はマリオン・ロバート・モリソンでしたが、幼い頃から愛犬の『リトル・デューク』と一緒にいることが多かったため、『ビッグ・デューク』という愛称で呼ばれるようになりました。1911年に一家はカリフォルニア州に移り住み、ウェインは南カリフォルニア大学でフットボールに打ち込みましたが、水泳中に負った怪我が原因で競技生命を絶たれました。

 大学在学中に映画スタジオで働き始めたウェインは、1930年にラオール・ウォルシュ監督の超大作『ビッグ・トレイル』で主役に抜擢され、ジョン・ウェインという芸名を与えられました。しかし、この映画は商業的に失敗し、ウェインはB級西部劇の俳優として不遇の時代を過ごしました。その間に、射撃、乗馬、格闘技などの技術を身につけました。

 1939年にジョン・フォード監督の『駅馬車』で主演し、大ヒットを記録しました。この作品でウェインはハリウッドのスターとしての地位を確立し、以後、フォード監督の多くの作品に出演しました。その中には『静かなる男』『捜索者』『リバティ・バランスを射った男』などの名作があります。

 1948年にはハワード・ホークス監督の『赤い河』で主演し、西部劇の名優としての評価を高めました。その後もホークス監督とは『リオ・ブラボー』『エル・ドラド』などの作品でコンビを組みました。ウェインは西部劇だけでなく、戦争映画やコメディ映画にも出演し、幅広い演技力を見せました。

 サー・ジョンは自ら映画製作にも関わり、1952年には自ら監督を務めた『アラモ』でアカデミー賞最優秀作品賞にノミネートされました。1969年には『勇気ある追跡』でアカデミー賞主演男優賞を受賞しました。この作品はウェインの代表作の一つとして知られています。また、彼は愛国主義者としても知られており、ベトナム戦争を支持する立場から『グリーン・ベレー』を製作・監督・主演しました。この作品は反戦運動の高まりの中で物議を醸しましたが、ウェインは自らの信念を貫きました。

 サー・ジョンは1979年6月に肺がんのために亡くなりました。彼は生涯で154本の映画に出演し、アメリカ映画史における最も偉大なスターの一人として認められています。彼の遺した映画は今でも多くの人々に観られており、彼の魅力は色あせることがありません。

主な出演作品の評価

駅馬車

(C) MCMXXXIX BY WALTER WANGER PRODUCTIONS, INCORPORATED. ALL RIGHTS RESERVED.

 この映画は、西部劇の傑作として名高いジョン・フォード監督の代表作の一つです。サー・ジョンは、逃亡中の無法者リンゴ・キッドを演じ、強く逞しいヒーロー像を確立しました。彼はこの役でハリウッドのスターの地位を獲得し、以後、フォード監督の多くの作品に出演しました。この映画は、彼の出世作と言えます。

赤い河

『赤い河 【オリジナル版】』(C) 1948 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.

 この映画は、ハワード・ホークス監督の西部劇の名作です。サー・ジョンは、牛の大移動を率いるがんこな牧場主トム・ダンソンを演じ、彼の養子マット(モンゴメリー・クリフト)との対立と和解を描きました。彼はこの役で西部劇の名優としての評価を高めました。この映画は、彼の演技力と魅力を充分に発揮した作品と言えます。

勇気ある追跡

『勇気ある追跡』COPYRIGHT © 2015 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

 この映画は、サー・ジョンがアカデミー主演男優賞を受賞した作品です。彼は、片目の老保安官ロースター・コグバーンを演じ、殺された父親の仇を討つために彼に同行する少女マティ(キム・ダービー)との冒険を描きました。彼はこの役でユーモアと温かさを見せ、自身の代表作の一つとしました。この映画は、サー・ジョンの魅力が詰まった作品と言えます。

 以上がサー・ジョンの主な出演作品の評価の一部です。彼の出演作品は他にもたくさんありますので、ぜひご覧になってください。彼はアメリカ映画史における最も偉大なスターの一人です。

【主な受賞歴】

アカデミー賞 

 1969年 主演男優賞『勇気ある追跡』

AFI賞

 映画スターベスト100 1999年 男優部門第13位

 アメリカ映画100年のヒーローと悪役ベスト100(ヒーロー部門第36位)

 2003年『勇気ある追跡』

ゴールデングローブ賞

 1969年 主演男優賞(ドラマ部門)『勇気ある追跡』

 1966年 セシル・B・デミル賞  生涯功労賞

その他の賞

 1960年 ハリウッド名声の歩道

 (映画産業への貢献、映画・演劇業界への業績に対して)

社会貢献について

 サー・ジョンは、社会貢献にも積極的に関わっていました。彼は、癌との闘病中に、癌の予防と治療のための基金を設立し、多くの人々に勇気と希望を与えました。『ジョン・ウェイン癌基金』は、今でも癌の研究や教育に貢献しています。

日本でのエピソード

SCREEN ONLINE記事より 2021-04-13スクリーン編集部

 サー・ジョンは、日本とも深い関係がありました。彼は、1956年に日本で撮影された映画『黒船』に出演し、初の日本総領事として通辞のヒュースケンとともに下田に着いたタウンゼンド・ハリスを演じました。この映画は、日米修好通商条約の締結に至る歴史的な出来事を描いたもので、日本とアメリカの友好関係を象徴する作品となりました。彼は、日本の文化や風景に感動し、日本人の温かさや礼儀正しさにも触れたと言われています。彼は、日本のファンにも愛され、日本の西部劇映画の先駆者としても尊敬されていました。

(Wikipedia参照、Microsoft Bing引用)

主な作品紹介

 数ある作品の中から、私見で代表作を掲載します。サー・ジョンの作品をぜひ楽しんでください。

駅馬車

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

駅馬車 [ ジョン・ウェイン ]
価格:1,424円(税込、送料無料) (2023/10/3時点)


赤い河

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

☆ジョン・ウェイン 赤い河 DVD
価格:1,540円(税込、送料無料) (2023/10/3時点)


静かなる男


ホンドー

ホンドー [ ジョン・ウェイン ]

捜索者

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

捜索者 [ ジョン・ウェイン ]
価格:1,320円(税込、送料無料) (2023/10/3時点)


リオ・ブラボー


リバティ・バランスを射った男


史上最大の作戦


勇気ある追跡


ネット配信

 サー・ジョンの作品は、現在ネット配信されています。キャンペーン中のサイトもあるようです。要チェック!

  • Amazon プライムビデオ
  • U-NEXT

  • この記事を書いた人

はもんどれお

こんにちは。はもんどれおです。 これから、大好きな海外ドラマや洋画を紹介していこうと思います。 よろしくお願いします(^ ^) 私の初めての海外ドラマは、当時の教育テレビで放送されていた『大草原の小さな家』です。それから『フルハウス』や『サブリナ』など欠かさず見ていました。 私は、ドラマは吹替で映画は字幕で観る派です。機会があれば、オススメな懐かしい声優さんを紹介していけたらいいな〜と思っています。

-海外俳優