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映画人!ロバート・レッドフォード/ハリウッド屈指の美男俳優!今なお光り輝く大スターをご紹介!
90年代に購入していた映画雑誌でのスター人気投票を参考に、海外俳優たちを紹介していこうと思います。今回は、ハリウッド屈指の美男俳優として有名な大スター、ロバート・レッドフォードです。
ロバート・レッドフォード
(Charles Robert Redford Jr.)1936年8月18日生まれ(86歳)
【出生地】 アメリカ合衆国 カリフォルニア州サンタモニカ
【職 業】 俳優、映画監督、プロデューサー
2018年に俳優業を引退した現在でも、ファンを魅了し続けるサー・ロバート。彼の映画人としての地位確立や、環境活動家としての一連の動きをご紹介していきます。
キャリアスタートまで
高校を卒業後、野球の特待生としてコロラド大学に進学します。投手として活躍していましたが、未成年での飲酒が発覚し、特待生の資格を失ったことで中退しました。その後は、画家を志しヨーロッパに渡り放浪生活を送りますが、挫折しアメリカに戻ってきます。ユタ州に移住してアメリカ演劇アカデミーで舞台美術を学びますが、途中から俳優に転向し1959年にブロードウェイでデビューしました。
俳優としての活動

テレビドラマや舞台で小さな役を経験し、1962年には映画初出演を果たします。しかし、大きな役に恵まれず長年に及ぶ下積み生活を余儀なくされました。その後、アメリカン・ニューシネマの傑作『明日に向って撃て!』に出演します。ポール・ニューマンとの共演で話題を呼んだ本作は、興業的に大成功を収めます。ロバート自身も知的で信頼性があり、時に冷淡な雰囲気を醸し出す俳優として一躍スターダムに上り詰めました。
1970年代に入ると、ハリウッド屈指の美男俳優として数多くの作品に出演するようになります。ポールと再びタッグを組んだ映画『スティング』で主役の詐欺師を演じました。本作での軽妙な演技は高い評価を獲得し、第48回アカデミー賞では主演男優賞にノミネートされた上に、作品自体も作品賞を受賞しました。男女の哀しき恋愛を描いた映画『追憶』では、バーバラ・ストライサンド演じる理想主義な女性と恋に落ちる男を演じます。ウォーターゲート事件を描いた政治サスペンス映画『大統領の陰謀』では、ダスティン・ホフマン演じる若手記者と共に、事件の究明を目指す先輩記者を熱演しました。高い評価と人気を更に獲得していきました。
1980年には監督業にも進出します。初監督作品『普通の人々』で、アカデミー監督賞を受賞しました。ハリウッドで初めて『演技と製作の双方で成功を収めた映画人』の地位を確立しました。
また、生涯をかけて俳優、監督、製作と幅広く映画産業に従事した功績から、2016年バラク・オバマ前大統領より大統領自由勲章が受賞されました。
【主な受賞歴】
アカデミー賞
1980年 監督賞『普通の人々』
2001年 名誉賞
ヴェネツィア国際映画祭
2017年 栄誉金獅子賞
AFI賞
アメリカ映画100年のヒーローと悪役ベスト100(ヒーロー部門第20位)
2003年『明日に向って撃て!』
英国アカデミー賞
1970年 主演男優賞『明日に向って撃て!』『夕陽に向って走れ』『白銀のレーサー』
ゴールデングローブ賞
1980年 監督賞『普通の人々』
1965年 新人俳優賞『サンセット物語』
1993年 セシル・B・デミル賞
セザール賞
2019年 名誉賞
全米映画俳優組合賞
1995年 生涯功労賞
サンダンス・インスティテュート設立と環境活動の取り組み
1981年、ユタ州のパークシティに若手映画人の育成を目的として『サンダンス・インスティテュート』を設立します。優秀なインディペンデント映画とその製作者を世に送り出すために『サンダンス映画祭』を開催しています。ちなみにこの“サンダンス”は、サー・ロバートの思い入れの深い前述のヒット映画『明日に向かって撃て!』で演じた役柄サンダンス・キッドから名付けたものです。
一方で彼は、ハリウッドきっての環境活動家としても知られています。現在のように環境保護運動が活発化するずっと以前から、クリーンエネルギーの推進等様々な取り組みに従事してきました。
健やかな地球環境を後世に残すためにも、「何もせずにはいられない」と彼は語ります。
映画産業の第一線を退いたサー・ロバートは、2005年に息子のジェームズと設立した環境保護団体『The Redford Center』のディレクターとして日々環境問題に取り組み、環境活動への思いを綴っています。
「この危機的な状態を目の前にして、 “何もしない”ということだけは、私たちの選択肢の中にはあり得ません。私は子どもたちにこんな状態の地球を残すことをどう説明したらいいのでしょう? あなたなら子どもたちにどう伝えますか? それとも、私たちは彼らにただ謝ることしかできないのでしょうか? それだけは絶対に考えらない選択肢です。2020年10月16日に、息子のジェームズは他界しました。彼は常に地球環境や社会など『物事をよくするために何ができるのか?』と自問自答を繰り返していました。そんな彼の精神を受け継ぐ“環境と社会正義のためのストーリーテリング”こそ、彼の大いなる遺産であり、私に出来る唯一の手段なのです」
環境保護団体『The Redford Center』の活動は、映画を通じて物語を語り、生きた経験を共有する“ストーリーテリング”の手法を用いて、環境問題を広く一般に周知させることです。そして、人間と地球の健康と正義こそが環境問題へのモチベーションとなること、同時にそれこそが平等な世界実現に向けて大衆を巻き込むための重要な要素であると説いています。
(Wikipedia、VOGUE Japan 記事参照)
主な作品紹介
数ある作品の中から、私見で代表作を掲載します。サー・ロバートの作品を、ぜひ楽しんでください。
雨のニューオリンズ
明日に向って撃て!
白銀のレーサー
夕陽に向って走れ
大いなる勇者
候補者ビル・マッケイ
追憶
スティング
華麗なるギャツビー
コンドル
大統領の陰謀
ナチュラル
愛と哀しみの果て
スニーカーズ
スパイ・ゲーム
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
ニュースの真相
さらば愛しきアウトロー
〈監督作品〉
普通の人々
リバー・ランズ・スルー・イット
モンタナの風に抱かれて
〈製作・製作総指揮作品〉
モーターサイクル・ダイアリーズ