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70年代名作のヒロイン!キャサリン・ロス/今なお支持される名作に出演したスターをご紹介!
90年代に購入していた映画雑誌でのスター人気投票を参考に、海外俳優たちを紹介していこうと思います。今回は、マイク・ニコルズ監督作品『卒業』のヒロイン、キャサリン・ロスです。
キャサリン・ロス
(Katharine Juliet Ross)1940年1月29日生まれ
【出生地】 アメリカ合衆国 ロサンゼルス
【職 業】 俳優
今なお愛され続ける名作、『卒業』・『明日に向かって撃て!』に出演して、人気スターとなったキャサリン・ロス。彼女のキャリアや日本でも有名な作品について紹介します。
キャリアについて
ロサンゼルス市内のハリウッド出身です。カレッジに通っていましたが演技を学ぶために退学し、サンフランシスコに移ります。3年間演技を学んだ後、テレビ出演を始めます。
そして、マイク・ニコルズ監督作品『卒業』に出演し、アカデミー助演女優賞にノミネートされます。次に『明日に向って撃て!』で英国アカデミー賞主演女優賞を受賞します。人気スターとなりますが、その後はテレビ出演にシフトしていきます。
なお、児童文学作家として2冊の本を出版しています。
出演作品について
卒業
語り継がれているラストシーンで流れる「サウンド・オブ・サイレンス」も収録されたサウンドトラック・アルバムは全米1位を獲得して、グラミー賞を受賞しました。
ラストシーンで笑顔の二人が次第に不安になっていく様が映されますが、これは演者にわざと長く笑顔の演技をさせた後に、カットがかかったように見せかけてやっと終わったと思わせる事で、再現しています。また、敢えて遅らせることで二人の不安感を強調しています。ニコルズ監督によると、彼らの未来が決して明るいだけではないことを暗示させたかったからといいます。
明日に向って撃て!
実在の銀行強盗ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドの逃避行を題材にした西部劇です。
アメリカン・ニューシネマの代表作の一つとされています。ストップモーションを効果的に使用したラストは、映画史に残る名シーンとして知られています。主題歌『雨にぬれても』もヒットしました。
キャサリンが演じたエッタ・プレイスは本名で、生年月日・出生地はともに不明です。デンバーで学校教師をしていました。残されたポートレートを見ると洗練されたレディだったとも言われています。しかも乗馬がうまく、コルト銃とウィンチェスター銃の扱いにも長けているなど、カラミティ・ジェーン(女性ガンマン)ばりの『西部の薔薇』といわれました。2人と別れた後の彼女の消息は不明となっているそうです。
【主な受賞歴】
英国アカデミー賞
1970年 主演女優賞『明日に向って撃て!』『夕陽に向って走れ』
ゴールデングローブ賞
1976年 助演女優賞『さすらいの航海』
1967年 新人女優賞『卒業』
第3回サターンSF映画賞
主演女優賞『ステップフォードの妻たち』
(Wikipedia参照)
主な作品紹介
数ある作品の中から、私見で代表作を掲載します。キャサリンの作品をぜひ楽しんでください。
卒業
明日に向って撃て!
夕陽に向って走れ
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